私は、私が生きていることをもっと肯定したい。過ぎていくばかりの日々に私を置き去りにすることなど、したくはない。やわで傲慢な人間として、恥入りながらもまばゆく生きたい。山が私に問いかける。素直であるかと。月はしんと佇んでいる。私のことなど気にもかけず。私は歩く。地球の匂いを嗅ぎ分けて。借りた本などかばんに詰めて。

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