悲しみの記憶|優希|note
頭の中にこんこんと言葉が湧き続けていて とても楽しいし嬉しいのだけれど、少し疲れる。 忘れたくないものたちが多すぎて、手に負えない。 それはとてつもなく幸せで、割と苦しい。 あの感覚。 世界が控えめに、しかし力強く煌めく あの感覚。 ずっと思い出したくて、もがいて、 掴めたと思ってもすぐにどこかへ消えてしまっていたあの感覚が、 やっと、やっと帰ってきたのだ。 美しいものが溢れかえっていて、 全部捕まえていたくなる。 以前の私は、それら全てを言葉にして残しておかなければと必死で手を伸ばしていた。 ひらり舞う蝶を片手で掴んで、ぎゅっと握りしめておくように。 今も
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