ぐずぐずは続く



またぐずぐずに戻りました、優希です。
戻るの早すぎてうける。なんなの。


重力に勝てない。
自分から重力の方に擦り寄っている感すらある。
なにかした方がむしろ楽だってわかってるのになんでひたすらぐだついてしまうんだろう。
とっくに飽きているのにスマホばっかり眺めてしまうんだろう。



手軽なものに溢れる世の中。
簡単で、スピーディーで、楽で。

手軽なものを摂取してばかりいると、虚しくなる。
私は何をやっているんだろう?と悲しくなる。

だけど、外に意識を向けている時間は自分のことを考えないでいられる。



ベクトルが自分に向きすぎている。
元々そういう気質なのだと思うけれど、毎日家に引きこもっていることで余計に自分のことばかり考えてしまう。

しんどい。
考えすぎてわけがわからなくなってきた。
私はだれ?ここはどこ?


だから気を紛らわせるために手っ取り早い手段として、スマホに手を伸ばしてしまう。


だけど手軽なものばかり摂取していると、なんだか自分の存在そのものも軽くチンケなものになっていく気がする。


ずるずると重力に引っ張られて、床に転がって、光る画面を眺めるだけの生活。
うける。




それでも今日、洗濯物を取り込もうとベランダに出たら、はっとするくらい空気が心地よかった。
夕方のやわらかい光も綺麗で。

極端に外に出る機会が少ないせいで、時々外の空気を浴びると、その美しさにびっくりする。
世界は変わらず生きていることに感動して、悲しくなる。


まあ私が生きてようと死んでようと世界は変わらんのだよね。
だから楽をしたっていいのだろうけど、横になっているのに体はひどくだるい。



でも今日は少し歌った。
それは楽しかった。

歌うっていうのは、体を鳴らすこと。
空気が私の中と外を循環して、時間を流れていく。
足を踏み鳴らして、肩を揺らして。

やっぱり体は使ってあげたら、喜ぶんだ。
私のエネルギーは使われたがっている。


だけど歌い疲れたら、また元のぐずぐずの自分に戻ってしまった。
気持ちが床の方に向かっていて、立ち上がれない。
また手軽なものに手を伸ばす。




夜になる。
私の今日がまた終わっていく。


もう少しだ。
きっとそのうち大丈夫になる。
今はまだその時じゃないだけ。
もう少しの辛抱なんだ。

そう言い聞かせる日々は続く。




0コメント

  • 1000 / 1000