2021.03.29 07:48ベランダにてベランダに出て 洗濯物を干す春のにおいが色濃くなっていることに気づく「今日とっても春だ」青い空にまるい雲コンクリートに少しのたんぽぽ優しい音楽名前も知らない虫たちのダンス私はここから今日の世界を見ているただ風に吹かれて 生きている
2021.03.26 05:55魔法のお店を開きたい自分の店を開きたいっていうのはずーーーーっと思っている。まあほんとに開けるかはわからんけど、なんというかその開く予定の店のための準備をすることがライフワークになりつつある。好きなものを詰め込む。自分だけの世界、居場所をつくる。そういうことで自分を守っているのだと思う。ある種の逃避だけど、これは希望でもある。日々の中できらりと光るスキのかけらを逃さず捕まえて、かき集めて、ぎゅーっと抱きしめる。ただそ...
2021.03.09 08:26赤信号夜、街の明かりだけがピカピカと強烈に浮かび上がるころ、熱い音楽をかけて、ひとり車を走らせていると、最強になった気がしてくる。私は赤信号の度に頭に浮かんだがらくたたちをスマホのメモに書き留める。ほんとはアナログがいいけれど。今は未来世界。仕方がない。言葉で旅をする。どこへだって行けるよ。また音楽が新しく聴こえた。古いものも新しくなるし、新しいものも古くなる。ああ、いま、どんな世界が見えていますか。
2021.03.05 07:44おじいちゃんになりたい私の将来の夢は、かっこよくてチャーミングなおじいちゃんになること。これはまああくまでイメージの話なのだけど。顔はしわくちゃなのにいつも品のある服を纏って、出掛ける時はハットをぽすっとかぶり、よく使い込まれた革のカバンと靴を身につけ、ひとりでふらりと喫茶店に行って、コーヒーを一杯だけ飲むのが日課の。家には古い焦茶色の書斎があって、年季の入った本や文房具がそれはそれはたくさん置いてあって、いつもそこで...